小説HTMLの小人さんnormal ver3.52 利用マニュアル

マニュアル目次 >> 小説本文用テンプレートの作り方

「小説HTMLの小人さんnormal」にはあらかじめsample1.html〜sample7.htmlの7種類のテンプレートが用意されています。また、小人さんeasy共用のテンプレートファイルセットの配布も行っています。
テンプレートファイルがどのようなものかは、それらのサンプルを見ていただければ大体わかるかとは思いますが、ここでは自分が使っている小説ページからテンプレートファイルを作成する方法を解説します。

  1. 基本的な作り方

  2. ここで例として用いるのはこのような小説ページです。


    この中で、小説タイトル、章タイトル、本文、次ページへのリンク、目次へのリンク、著作権表示の執筆年と著者英名、それからこの中にはありませんが前ページへのリンクを、フォームに入力された内容に応じて変更されるようにします。

    「小説HTMLの小人さん」は、テンプレートの中に「変数」と呼ばれる文字列が入っていた場合、その変数に対応する入力内容をその場所に代入するという処理を行います。今回の例では、使用する変数は以下のとおりです。
    これらの変数を例に挙げたページに埋め込みます。ブラウザで見ると、このようになります。


    基本的なテンプレートの作成はこれで完了です。作成したテンプレートファイルはtemplateフォルダ内に保存してください。
    ※フォルダ内にindex以外のフォルダをつくっても、その中に入れたテンプレートは読み込めません。
  3. 入力の有無によるデザインの調整

  4. 上で作成したテンプレートを使い、「次のページ」を未記入にしてページを作成すると、
    まえへ | | もくじへ
    のように余分な縦棒が現れてしまいます。これは、変換処理時に$LINK_NEXTに対応する入力がないので$LINK_NEXTが消され、区切りに利用していた縦棒だけ残ってしまうからです。
    このようなことのないように、変数に対応した入力がない場合、変数とグループ化して一緒に消すべき部分を、あらかじめ指定しておくことができます。これは、DWARFタグという「小説HTMLの小人さん」の独自拡張タグを利用します。
    このタグはHTML作成ソフトでは挿入できませんので、ソース編集モードを利用するか、エディタでテンプレートファイルを開いて編集してください。
    今回のテンプレートの場合、$LINK_PREVと$LINK_NEXTに対応する入力がなくてもデザインが崩れないように、DWARFタグを挿入します。ソースはこのようになります。
    <DWARF>$LINK_PREV | </DWARF><DWARF>$LINK_NEXT | </DWARF>$LINK_TOP
    このように、変数とグループ化したい部分を<DWARF>と</DWARF>ではさんでやることで、入力の有無に応じた表示/非表示の切り替えができます。
    ※小人さんに利用できる変数のうち、DWARFタグに対応しているものは、$CHAPTER_LINK、$LINK_PREV、$LINK_NEXTの3点です。
  5. 本文に利用できる変数一覧
  6. 対応要素 変数 DWARFタグ対応
    サイト名 $SITE_NAME 非対応
    サイトURL $SITE_URL 非対応
    サイトへのリンク $SITE_LINK 非対応
    著者名 $AUTHOR 非対応
    著者名(英名) $AUTHOR_ENG 非対応
    小説タイトル $NOVEL_TITLE 非対応
    小説紹介文 $INFO 非対応
    章タイトル $CHAPTER_TITLE 対応
    章紹介文 $CHAPTER_INFO 非対応
    トップへのリンク $LINK_TOP 非対応
    前頁へのリンク $LINK_PREV 対応
    次頁へのリンク $LINK_NEXT 対応
    ホームへのリンク $LINK_HOME 非対応
    小説本文 $DOCUMENT 非対応
    日付(年、4桁) $YEAR 非対応
    日付(月、2桁) $MONTH 非対応
    日付(日、2桁) $MDAY 非対応
    日付(曜日、英略称) $WDAY 非対応
    時刻(時間、24時) $HOUR 非対応
    時刻(分、2桁) $MIN 非対応
    時刻(秒、2桁) $SEC 非対応
HTML dwarf ver3.52