ロックンロールハネムーン

どこかに行きたいと君が言ったからそれを受けて手を引いたまでのことだ。世界中の物語で書き殴られているような逃避行だと、僕は思っていた。

光忠
うん?
これ、どこまで行くんだ
知らない
そうか

だから、僕が持っている長谷部くんの写真は、小さくて小さくて、拡大すると顔がぼやけてしまうほど小さくて。僕はそれが未だに悲しい。

あの日のように、あの日よりもいくらか優しく、手首を掴んだ。走り出すこともしなかった。逃げないことも、声を荒げないこともわかりきって。

【あなたの作品のここが素敵!】 鉢さんさんへ / 猫舌 より
作品URL:http://drudge-report.net
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